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菊池 真由美
現在某旅行会社でクルーズを担当。接客を通じ幅広くクルーズのアンテナから情報を入手しています。

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菊池 真由美
最終更新日:2009/11/02

もう一度食べたい!世界の絶品料理【ドブロブニク】

 

「あれ、、、おいしかったなぁ、、、もう一回食べたいなぁ。。。」

というお料理、みなさんもありますよね。

 

今日の絶品料理は、写真を見てお分かりの通り、

クロアチア・ドブロブニクでの逸品です。

 

 

宮崎駿監督の「魔女の宅急便」のモデルになったとも言われている、

オレンジの屋根が、紺碧のアドリア海に美しく映える風景が印象的な街です。

 

 

この小さな街で出会った絶品料理、

それはアドリア海の海の幸エキスを凝縮した

「シーフード・リゾット」です!

 

 

グループ全体での観光が終わった後、

お客様の「海の幸を何か食べたいわ」というリクエスト。

 

船に戻る時間がせまっていましたが、

ドブロブニクの旧港に面するオープンスタイルの

シーフードレストランに、姉妹でご参加の

ご婦人ふたりをお連れして、3人で眺めのいい席を陣取った。

 

 

時間はない。

 

しかし、(ここは美味しいものを用意しなければ・・・)という添乗員魂に火がついたのか、

時間がかかるのを承知でシーフードリゾットを注文する。

 

ドブロブニクで外すわけがないからだ。

 

 

「時間がないから急いで美味しく作って!!」

という無理難題を添えて・・・。

 

 

エビ、ムール貝、ホタテ、イカなど、アドリア海から引き上げた

ばかりのシーフードを煮詰めて煮詰めて出汁を取る。

 

米は生米から年季の入った厚手の鍋で

じっくりじっくり煮込む。

 

サフランで軽く味を色づけ。

 

岩塩でさらりと塩味をつける・・・。

 

 

 

頭の中で想像は進むものの、一向に料理は出てこない。

 

 

「船が行っちゃうから早くして!!」とウェイターに茶茶を入れると

ウインクで返される。

 

 

帰船時間10分前、ようやくウェイターが笑顔で運んでくる。

 

 

使い込んだ鍋がテーブルにおかれ、

ウェイターはもったいぶりながらフタをあける。

 

 

ふんわりと薫るアドリア海の塩の香り。

 

お口に入れた瞬間、、、

数々の魚介類の旨みがギュっと閉じ込められた

ふわふわのお米に絶句・・・!

 

 

そこにほんのちょっぴりだけ効かせてある塩味がまた絶妙!!

 

 

しばし、お互いに目を合わせ無言で笑顔を送りあう。

 

ご婦人たちは目を細めて私に何度もうなずいてくれる。

 

 

あぁ、お客様にも満足してもらえて、

こんな逸品に出会って、こんなに天気も晴れやかだ。

あぁなんて素晴らしい一日なんだろう!!

 

 

空にお礼をしたくなって顔をあげた瞬間、何かを思い出した。

 

 

船に帰らなきゃ!!!!

 

 

お上品なご婦人二人に、迫りくる時間を精一杯アピールし、

とにかく口に詰め込んでもらう。

 

 

小走りで桟橋を駆け抜け、船に乗り込んでもらう。

 

 

あぁ時間の管理もできないなんて、わたしはできない添乗員だ・・・。

船に間に合ったものの、後悔が襲ってきた。

 

 

そう落ち込んでいる隣で、気づいたら

上品な貴婦人たちは大声で笑い転げていた。

 

 

あんなにおいしいリゾットを今まで食べたことはなかったし、

こんなに走ったことも今までなかった!!!・・・と。

 

 

心にゆとりのあるお客様は、そうやって

過ごした時間の一瞬一瞬を大切に記憶にとどめてくださる。

 

 

お客様をクルーズにご案内して、あぁよかったな、

と心から思える瞬間だ。

 

 

アドリア海の結晶シーフードリゾットは

ぜひお試しいただく価値のある逸品。

 

 

ドブロブニクに寄港するクルーズに乗ったら、ぜひお試しください♪

 

 

注:寄港時間は長めの方がいいですよ・・・!!